『イタリア千一夜』
もう35,6年前になります。 イタリアのアオスタ渓谷だったか、クールマイヨールだったかを旅していたとき、小さな書店に Giovanni Arpino の”Le mille e una italia"が山積みされているのを見かけて、すぐに興味を惹かれて購入しました
翻訳してみたいと思っていたのでパラパラと読み、最初の数ページをコピーして持ち歩いていましたので、内容はリッチョという少年がイタリアを縦断して、ピランデッロとかムッソリーニとか、聖フランチェスコとか、各地の著名人と出会い、会話する児童向けの話だということは知っていました
この本がすでに日本語になっていることを知ったのは、その後20年近くたったあとのことでした。それまで、ジョヴァンニ・アルピーノは短編2,3篇しか邦訳されていないと思っていて、そのことをいくつかの場所に書きもしていたのです
翻訳された本がなんとわが県の県立図書館にもあることを知ったのは数日前。そして、取り寄せて手に取って読み始めたのはつい昨日の朝のことでした
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