多彩な作家、G・アルピーノ
GIOVANNI ARPINO ジョヴァンニ・アルピーノ
日本に紹介したい北イタリアの作家の一人。注目しているのはこの作家が社会的な小説から怪奇幻想もの、SF的な奇想もの、心理小説、児童向けの作品まで幅広く書ける、癖の強い、かなり個性派の書き手だということ。じつはこの作家わが国で未紹介というわけではない。児童向けの長編『イタリア千夜一夜』が翻訳されているし、短編小説も3編紹介されている。生前はディーノ・ブッツァーティよりも読まれた作家だったと思われ、興味が尽きない。以下は僕の持っている図書とその日本語タイトル。
・人間の広大な海(短編・日記)
・僕に話しておくれ(短編選集)
・青い闇
・おかしなドミンゴ
・雌のマントヒヒ(短編集)
・怒れる雲
・イタリア千夜一夜(児童書)
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