タコの話
タコの話
シチリアの古都シラク―サでは紀元前5世紀以前からタコを食べます。
タコは古来、西洋世界では悪魔の化身とされていて邪悪でいまわしい存在ですが、シラク―サではウニやマグロ、ムール貝などとともに海鮮料理の食材として市民に親しまれています。
とくにタコは別格。これは紀元前5世紀に発行されたシラク―サの銀貨ですが、マグナグレキアの時代から、タコを意匠した銀貨や銅貨が数多く打刻されました。表はシラク―サの都市を守る妖精アレトゥーサの肖像。
僕は南イタリアの19歳の娘 Mariaconcietta が生きて動くタコの脚を食べているのを見たことがありますが、FB友だちからの情報によると、シラク―サではたこ焼きを出すリストランテもあるのだとか。
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