マンガネッリの『百物語』
ジョルジョ・マンガネッリ(1922-1990)はミラノ生まれの前衛作家、文芸評論家、ジャーナリストで、エドガー・アラン・ポーの全作品をはじめ、T.S.エリオット、ヘンリー・ジェイムズ、エズラ・パウンド、ロバート・ルイス・スティーヴンソンなどの作品のイタリア語訳、紹介者でもあります。 かれは前衛的文学運動である「グルッポ63’」のメンバーで、代表作『百物語 Centuria 』(1979年/1995年)でヴィアレッジョ賞を受賞しました。イタロ・カルヴィーノはかれを「色褪せないことばと発想の発案者であり、他の誰にも似たところのない唯一無二の作家」と称賛しました
来年刊行予定の『叱られッ子 ‐ ユーモア作品集』では、この『百物語』の百一編の掌編の中から、巻頭の一編および、他のアンソロジーに収録された、名作と評判の高い二篇を収録いたします
『百物語 Centuria 』はある時期、国書刊行会の「文学の冒険」シリーズの一冊として翻訳・刊行が予定されていましたが、何らかの理由でリストから外されました
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