ふしぎな短篇集『銀行の死』
ジュゼッペ・ポンティッジャ Giuseppe Pontiggia (1934-2003) はロンバルディアのコモで生まれた作家です。大学の卒業論文はイタロ・ズヴェーヴォで、エリオ・ヴィットリーニの推薦によって作家になりました。1989年には『大いなる夜』によってイタリア最高の文学賞であるストレーガ賞を受賞しています
日本においても『明日、生まれ変わる』をはじめ、拙訳短篇「ぼくの叔母さん」が翻訳・紹介されてます
1959年に刊行された『銀行の死』はポンティッジャの最初の本で、刊行当初はまったく注目されませんでしたが、徐々に評判になり、のちに本書から、イタリアで刊行された多くのアンソロジーに短編を提供しました
ユーモア短編集『叱られっ子』にはこの短編集の中から「色しか見えない!」という、不思議でユーモラスな作品を収録しています
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