Y. S.さんの書評
♯ブックカバーチャレンジ7冊7day
❖第7冊目 最終回(これまでご愛読いただきましてありがとうございます)
『マンゾーニに会いに』イタリア・エッセイ集 デ・アミーチス他
香川真澄 吉本奈緒子 わかな愛理/編訳 イタリア文藝叢書
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アレッサンドロ・マンゾーニ著『いいなづけ』を読み始めました。マンゾーニはヴェルディが青年時代より通じて最も敬愛していた小説家です。ヴェルディのレクイエムはマンゾーニを追悼する目的で作曲されました。
『いいなづけ』は約200年前に書かれていますが、全く古さを感じません。下世話な部分も含めて人間の深層心理の描写が卓越していて感心しうなづきながら読み進めています。
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最終回の今回は、当グループメンバーの香川真澄さんがメインの翻訳者である『マンゾーニに会いに』をご紹介いたします。本の装丁といい、本文の書体といい、持っているだけで幸福感に満たされる本です。表紙の女性の後ろ姿が魅力的ですね。本の世界へ誘ってくれているようです。
『いいなづけ』読了後の楽しみの一冊です。
マンゾーニさん、なかなかのイケメンですね。
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