『ローマ皇帝群像』

『ローマ皇帝群像』(羅: Historia Augusta)

 本書はアエリウス・スパルティアヌスほか6人の歴史家が執筆した古代の図書で、紀元117年から284年まで、つまり五賢帝の一人ハドリアヌスから最後の軍人皇帝ヌメリアヌスまでの皇帝を扱っています。

 しかしその論述があまりにも皇帝の私的な詳細に富み、他の資料には見られない数多くのエピソードを含んでいることから、偽書ではないかと言われています。とはいえローマ史家の素通りできない一書であることは間違いなく、皇帝たちの楽しい、また恐ろしい素顔にも迫れます。



0コメント

  • 1000 / 1000