日本を愛した作家
注目の女性作家、ラウラ・今井・メッシーナさん。彼女はネイティヴのイタリア人作家だが、日本語習得のため日本にきて結婚し、いまは東京近郊で暮らしている。作家・小川洋子に関する研究論文のほか日本に関するいくつかの著作があり、中でも『風に託すもの』は東日本大震災に取材した小説で、20か国以上で出版されて国際的なベストセラーになった。
他の作品に『東京オリゾンテ―ル』『味気ない人生』『心ときめく島』などがある。これまでのところ邦訳された著作はないようだが、友だちのシルヴィア・モリコーリさんがローマで彼女の著作にサインをもらった機縁もあって、活躍を大いに期待したい作家の一人である。
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